僕と僕

「ありがとう。お陰様でだいぶよくなったみたいだよ。」 そう言って晢也さんはベッドから身を起こし横にいる愛香の手を握った。 「よかった。昨日も夜中苦しそうにうなされていたから…。」 「ごめん、もしかしてそのせいで眠れなかった?」 「ううん違うの。私は大丈夫だから気にしないで。ご飯にしましょ。栄養のあるもの…