52週間。

トゥースッ!新年あけましてトゥース!OkOK、トゥース!っべぇーここで既にもう何書いていいかわかんなくなってしまっトゥースOkOK。

  

 

今まで短編小説の集い「のべらっくす」用の文章以外はココに書いてこなかったのですが、といってもまだ3つしか書いていませんが、今年は色々好き勝手書いていこうと思っておりますのでもし何かの拍子でコチラを訪れる事があった際は温かい目でお見守り頂ければ幸いです。よろしくっす。

 

365日、12ヶ月、52週間、8760時間、525,600分、31,536,000秒。

 

改まってしっかりと新年の目標を立てる間もなくお正月が終わってしまいましたが、今年は52週間っていう単位で日々生活していってみようかと思っております。すでにもう残り51週間ですね。ってか今日は七草粥を食べる日なんだってね?朝食べなきゃいけないんだってね。

 

そんな感じでお手柔らかによろしくお願いしゃす。

トゥース

 

サンタがくれたごめんなさい

 

嫌な夢を見たらしい。ゆっくりと光が侵入してきて部屋の中が少しずつ紫に染まっていく。真っ赤な網タイツとワインでびしょ濡れのバスタオル、蟻の群がるショートケーキと食べかけのチキン、プラス、数字と長針と短針が引き剥がされて秒針だけが動く時計。それらのモノと差し込む光が共鳴して何処かに行ってしまうのではないかと不安になったらしい。クリスマスカラーにラッピングされたトラックの鳴らす音楽が段々近づいて来るのが聞こえてますます不安になり、怯えてとっさにテレビのリモコンのスイッチを次々に押していった。壁一面を埋め尽くすように並んだ55インチのテレビから部屋中を染めるようにホワイトノイズが鳴り始めると、目を大きく見開きニヤニヤしながら舐め回すようにそれらを眺めた。気が付けば既に部屋は真っ暗だったから、天井にぶら下がる部屋には不釣り合いなほど大きなシャンデリアの電気をつけた。

バキバキにひび割れた鏡に顔を近ずける。これまでは伏せておく事で鏡に対処してきたが、いつの間にか鏡としての機能を失ってしまったガラスに向かって、今日も綺麗なんですよ〜と言いながら唇を紅で塗りつぶしていく。

 

エレベーターで地下1階の駐車場に降りる。車は所持していないが外出する時は必ずここを通る。全てを遮断する無機質で冷たいコンクリートの壁、バチバチと音をたてながら暗い光を放っている切れかけた蛍光灯、プラス、床に染み込んだガソリンの匂い。恍惚とした表情を浮かべながらこの空間をゆっくりと進んでいく。

 

真っ白で足跡ひとつない場所に1回1回ゆっくりと自分の足を沈めていく。この動作を規則正しく続ける事で自分が無限に複製されていくような気がしてきたらしく、うれしくなって後ろを振り返り足跡に向かってピースをキメた。怖いものなんて何もない、いつまでもどこまでも歩いていける、そんな表情をしていた。ずっと下を向いて歩いていたので気が付かなかったが、二階の部屋の窓から両手の掌を差し出してゆっくりと降りてくる雪を受け止めていた男の子と目が合った。すかさず、メリークリスマス!と叫んだが、途端、急いで部屋の窓を閉めてしまった。通りに面したお店のシャッターはほとんど閉まっていて街はとても静かだった。

 

 

「いらっしゃいませ。」

 

ドアの側に置いてある買い物カゴを手に取ってお酒の入っている冷蔵ケースへと向かい、ワインのボトルを2本カゴの中に入れた。近くにあった山積みの骨付きチキンを見ていたら興奮してしまったらしく、店員がコチラを見ていない事を確認した後で、梱包しているラップに引っ付いているチキンを黒いマニキュアを塗った細長い小指の爪で抉り傷を付けた。そしてそれを戻した後で下にあるチキンを2つ取りカゴの中に入れた。最後にストロベリーのホールケーキをカゴに入れて会計のレジへ向かった。

店員の胸のネームバッジには初心者マークが付いていた。というか初心者マークのついていない店員には会った事がない上に毎回毎回違う店員がレジを担当するため、このコンビニは一体何人の店員がいるのだろうと不思議そうに首を傾げた。

 

「お金は要りませんので。」

この世の生き物とは思えない程の万遍の笑みで、店員がそう言った。また今日も無料で買い物をしたのだ。もうなぜだろうとかそういう疑問を持たないほど、このコンビニで無料で買い物をしている。

 

 

「ありがとうございました。」

後ろを振り返るとまた険しい笑顔でコチラを見つめている。特に価値のない事をとびっきり明るい様子で言っている店員がおかしくて、大きく目を見開いて店員に笑顔を返した。このやり取りにも慣れてしまったようだ。

 

 

 

「ごめんなさい、本当なんだ。」

ドアを空けたら目の前にサンタがいて、目が合った瞬間に確かにそう言った。そしてゆっくりと目を開いていられなくなっていき意識を失った。

 

 

 

 

 

 

目が覚めると部屋のベッドの上にいた。横のテーブルの上には、ワインとチキンとケーキの入ったビニール袋、そして置き手紙がある。

 

「ごめんなさい、本当なんだ。」

 

ベッドの上で一晩中大声で笑い12月25日が終わった。

 

 

 

 


【第3回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - 短編小説の集い「のべらっくす」

 

参加します!

 

 

  

  

ひたすらこの曲をループさせながら書いていきました。Luxuryって何だろうと思ってGoogle先生に聞いたら1ページ目に川崎のソープランド出されてなるほどなと。

 

そしてイブとクリスマスの日に、物語を作る事以上にドラマチックなクリスマスの過ごし方はない事に気が付いてしまったね、オーイェー。

 

俺はなんて自由なんだ・・・!!

 

4445.0MHz

 

ステンドグラスを張り巡らした天井から光が差し込み大理石の床を照らしている。木製の重厚な扉が円状に等間隔で並んでいる空間の中央で、白髪混じりの長髪を後ろで一本に結わえた男が、頬杖をついてPCのモニターを眺めている。そしてその男の正面で、金髪のツンツンした頭でパーカーにジーンズ姿のタケシがキョロキョロ周囲を見回している。

 

「ちょっとパツキン、早くこっち来てくれる?」

「あ、すいませんってか、すいません、ここどこすか?つか、なんで俺ココにいるんすかね?」

「あんた死んだから、これから星になるのよ。」

「はぁっぁああ!?何言ってんすか!?てか俺死んだの!?えぁあえ!?マジ!?」

「マジマジ。死んだ死んだ。てかあんた早く座んなさいよ。てかあんた声でかいわよ。ここ響くんだからもうちょっとボリューム落としなさいよ。」

「いやえと、ちょっとまって、俺が死んだっていうのとだからこれから星になるっていうのどっちも理解できないんですけど、っていうかマジ訳分かんないんですけど!?何!?何なの!?」

タケシは顔をしかめ両手で頭をぐしゃぐしゃかきむしった。

「あんた車に跳ねられて交通事故で死んだのよ。まぁ死んでからあっちもそっちも軽く50億年は経ってるからね。そりゃ記憶ないわよ。あと、死んだら人は星になるのよって小さい頃聞いた事あるでしょ?あれ本当なのよ。死ぬと火葬して燃えて人は炭になるでしょ?つまりあんたは今、地球上じゃ炭素なわけよ。そんでもうすぐ、天の川銀河がアンドロメダ銀河と衝突しちゃって地球がバーンと爆発して、地球は宇宙の一部になっちゃうらしいんだけどその宇宙の一部になる過程で炭素のあんたが星になるわけ。という訳で、あんたは今から星になるの。」

男はカチャカチャとキーボードをタイピングしながら矢継ぎ早にそう言った。

 「いや、ちょっと待って。ちょっと待って。全然わかんない。てか、意味わかんねぇわ!頼むから俺バカだからちゃんと説明してくんね?俺がいまココにいる場所は地球じゃないの!?つかココは何なの?ってかあんたバカなの!?」

「ちゃんと説明しろって言ったってさっき説明した以上に説明しようがないわよ。ココはどこだって言われたって特に名前なんてないし、人が星になるためにあるホシとしか言いようがないわよ。」

そういって男は手元のPCをパタンと閉じてタケシの方を見た。

「あんたには一等星になってもらうからそのつもりでよろしく。しかも新しい星座の一等星よ。あんたを見てみんながキレイだね素敵だね、なんだかせつないねって囁くの。素敵じゃない、そういうの。」

「つかさっきからベラベラ一方的にしぇべんのやめてくんね?つか何なの!?おまえ誰?さっきから何言ってんの!?てかマジで言ってんの!?全部嘘だろ!?一等星だか何等星だかそんなん知ったこっちぇねぇよ!興味ねぇよ!マジでおまえうぜぇよ!なんで俺は星になんだよ!!」

「その理由を探しにあんたはいくの。あんたが死んだ訳もココが何処かも、きっとアッチの方にころころ転がってるんじゃない?あ、それと、理由と一緒に覚悟もね。そっちの方がきっとあんた綺麗だよ。」

 「理由とか覚悟とかそんなん知らねぇよ!!ってかマジでうぜぇよ!!」

「そう理由と覚悟よ、どっちもあんたにとって大事なもの。大事にしなさい。それと、あんたの右側の扉ね。そこが開くから。あっちよ、あんたの未来はあっち。」

そして男は立ち上がって後ろの階段を昇り、2階にある棚から一枚のレコードを取り出してプレイヤーにセットした。

 「ここの儀式のようなもので、旅立ちの前に一人一人に音楽をプレゼントする事になってるの。ここで聴く曲があなたのリズムになるわ。」

 そう言って男はレコードに針を落とした。

 

 

- それではお聞きください。ドリーミングでアンパンマンのマーチ -

 

 

 


【第2回】短編小説の集い 投稿作品一覧 - 短編小説の集い「のべらっくす」

 

参加します!

 

 

 

 

Aのハロウィンで、タイトルは「ハロウィンだったから」

【第1回】短編小説の集い 投稿作品一覧 - 短編小説の集い「のべらっくす」

 

 

「ハロウィンだったから」

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「じゃーん!!昨日のハロウィンちょ〜楽しかった ♪ 今年はSexy魔女になってみたのだ♡ 似合うでしょ笑?髪もふわふわの巻き巻きにしてみたのヾ(*´∀`*)ノ ちなみに亜実ね去年はナースのコスプレしたよ♡ みんなでクラブで大はしゃぎしてめっちゃ楽しかったv(´∀`*v) 来年もみんなで一緒にコスプレしよねっ\(^o^)/」

 

 

ナースの写真も見たいぞっ!!ってか最後オワタじゃねぇかよ!とかツッコミながら「いいね!」を押す。言っておくが俺の「いいね!」は他の「いいね!」とは違う。雑誌の読者モデルをやってるだけあり亜実はめちゃくちゃカワイイ。髪は細くて柔らかくていい匂いがするし、肌はぷるぷるのツヤツヤだし、目は大きくてクリクリしていて、スカートからスラッと伸びる脚がとてもキレイな女性だ。(余談だが亜実と俺は同じ大学のテニサーに入っていて練習の時に俺はその美しいをばれないように目で追う事に余念がないんだがこの間他の女子にその様子を気付かれてなんとも言えない顔をされた時は)その日はバカみたくたくさん写真を撮ったけれど、とびきりのカワイイ笑顔でたくさんの女子を従えながら自分がセンターに陣取ってる一枚を選ぶあたり、さすがである。とにかく亜実はカワイイのだ

 

 

 

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 「てるぉ〜!!」

俺の名前はてるお。輝く男と書いて輝男。

 

「きょぉの、てる、なんか、おしゃれだねぇ〜 笑 ♪ 」

キタ。亜実にオシャレの事を褒められるとかなりうれしい。俺はユニクロなんかも上手く取り入れつつ、オシャレはお金じゃないよねなんて、分かったような事いいながら一応それなりにオシャレでイケてるクラスタに属すよう努力をしている。しかし残念ながら俺は2枚目ではない。

 

 

「いやいやw普通でしょ。てかいつもっしょw?」

「あしょぉーーー でしゅかぁ〜〜〜〜 笑  い”ぇ〜〜〜〜〜いっ 笑!!!!!」

 「ってか亜実ヤバくないw?めちゃ酔っぱらってるじゃん w どんだけ飲んだんだよw」

「ちょ〜〜〜やばいんですけどぉ〜 笑!てか、ハロウィンちょーー楽しいっ 笑!」

「ウケんだけどっw」

「どっか行くぅ〜?????」

 

 

 

 

 

 

キタと思った。

 

 

 

 

 

 

この日ほど、「どっか行くぅ〜??」がすばらしいフレーズだと思った夜はなかった。「どっか行くぅ〜??」は、カワイイ娘がクラブで言うと「ホテル行きたいの」になるのだ。なんて日だ。ハロウィン、めちゃくちゃ楽しい。何だこれは。ハロウィンやべぇっす、最高っす!俺、どっか行くぅ〜っす!!!!!って思った。そしてそん時ばかりはめっちゃくちゃ2枚目キメてやった。びっくりするくらい2枚目キメてやった。ただ、「何言ってんだよ〜w?みんないるじゃんかよw」なんていう形式的なお決まりの台詞を吐く事はしなかった。というよりできなかった。そんなお決まりの台詞を吐く事すら怖いと思うくらい、俺は亜実としたかった。ただ、びっくりするくらい2枚目キメてやった。

 

 

 

 

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その夜が忘れられないのだ。その夜を思い出して、何発もの花火を打ち上げてきた。予想以上にスピード発射して亜実に苦笑いされた部分はカットしつつも、単にその夜を思い出しなぞるのではなく、その夜をネタに妄想をふくらませ、ストーリーをアレンジし、勝手につくった台詞を亜実に言わせ、その夜以上の出来事を俺はあれから毎日あじわっている。だがしかしだ。生身の亜実を俺はもう一度、抱きたい。メイクが崩れたいやらしい目で俺の富士山を咥える亜実が見たいし、男の俺にはどう頑張っても出す事ができない甲高く潤んだ声で喘ぐ、亜実の声が聞きたい。そんな風に思うだけで、もう一発花火を打ち上げる準備が整ってしまう。「親方ぁ〜!!いつでもいけまっせぇっ〜!!!」なんて言ってる場合ではない。

 

 

 

 

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「よっ!(スタンプ)」

 

 

 

 

スタンプは便利だ。しかし未読のまま返信がない。ちなみに亜実の返信はいつも早い。地獄のミサワっていうセレクトがまずかったか。クマのブラウンとか、もっとかわいいやつにしとけば返信あったんじゃねぇか。亜実は読者モデルもやってるし今日予定パンパンで忙しいだけでほんとに返事できないだけだろ〜が!とか。色々理由を用意したが、4時間5時間と時間が経って、これは意図的な未読だと認識せざるを得ない状況になった。この時ばかりは未読で無視されるより既読で無視される方がよかった。その方があの夜以来、亜実のどこかに俺がつっかかている感じがして、亜実の中の俺をもっと大きくできる余地がある気がしたから。富士山の話ではない。だがある意味富士山だ。その方が、どうしていいかわかんないよって思ってる亜実が見える気がした。だが「未読」の時間で亜実は俺に線を引いている事はなんとなくわかった。

 

 

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「ごめんごめん!今まで撮影でスマホ見れなかったの/(^o^)\」

 人は嘘をつく時2回同じことを言う。大事なことだからではない。俺にとっては大事だ。

 

「どぉしたぁ?」

さんざん時間を置いて、「どぉしたぁ?」はねぇだろう。その「ぁ」はなんなのだ。つかなんて返せばいいんだよ。とりあえず時間を空けずスマートに返信したかった。

 

 

 

 

( ´ー`)y-~~」

 

 

 

 

自分で打ったが、この顔文字はナシだろと思った。俺は遅いよぉ〜、待ったよぉ〜っていうニュアンスでこの顔文字選んだのだが、なんだこれは。捉えようによっては思いっきり「今夜もどうだ〜い?」じゃねぇか。俺は金にモノを言わせて女を抱くしょうもない中小起業の社長かよ。なぜこの顔文字を選んだ。せっかく亜実から返事が返ってきたのに、これじゃあまた返信こねぇじゃねぇかよ。

 

 

「今度ランチ行かない?」

すかさず苦し紛れの定型句を使う。

 

 「いいよっ♪パスタ食べたい♡」

「パスタいいね。あ、美味しいオシャレなお店最近見つけたから今度行こうよ。」

 たいしてパスタ好きでもないし、いい店もひとつも知らない。

 

 「いきたぁ〜い o(´∀`)o!

「おk。いつ空いてる?」

「来週の火曜日空いてるよん♪」

カワイイ娘は一日しか候補日を提示しなくても許されるらしい。

 

おk。わかった。授業終わったあとそのまま向かおっか。」

「わかった♪たのしみぃっo(´∀`)o! 」

 

 

 

「この間のハロウィン、楽しかったね。」

 

 

 

 

 

今度は既読の状態で亜実からの返信がとまった。なぜだ。俺は亜実がわざと未読のまま返信しなかった事を分かった上で、気をきかせてあんな事もあったねアハハってニュアンスで、「この間のハロウィン、楽しかったね。」って言ったのだ。なぜこうなるのだ。おかしいだろ。いや確かに亜実がなんとなく予想していたであろう、「あわよくば」を今もなお狙っているのは事実だ。っていうかあわよくば彼女にしたい。だが、何を勝手に亜実だけで完結して早まってしまっているのだ。俺はあの夜の事を掘り起こしてどうこうするために「この間のハロウィン、楽しかったね。」と打ったわけじゃないんだ。それなのに勝手にこの人また二度目があると思ってるなんて考えるのは、ちょっと待ってほしい。俺とゆっくりこれから始めようじゃないか!?

 

 

 

 

 

 

「ハロウィンだったからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

どぶろっくの「そういうことだろっ(じゃんっ♪)」が、鳴った。気がした。亜実からそれだけが返ってきたのを見た瞬間、それまでぐにゃぐにゃしながらもなんとかつながって流れていた時間が「サッ」と切れて終わったような気がした。もちろんあの夜がそういう夜だったっていう事は分かっていたが、こういうのはやはり文字で直接みるとなかなかつらい。亜実にとってはハロウィンだったからあの夜があったわけだ。ハロウィンになると人は仮装をして普段の自分じゃない自分を楽しむ。しかしおめぇはどうせいつもハロウィンなんだろぉがよと思ったし、ハロウィンは変身イベントじゃねぇんだよこのやろうとも思った。というか、ハロウィンは普段とは違う自分になれる仮装イベントではなく普段は隠している自分を解放するイベントだなとも思った。

 

 

 

 

 「ハロウィンだったからな。またみんなで飲みいこうな!」

おれは2枚目だ。

 

 

 

 

 

 

 

「ランチ誘ってくれてありがとね。楽しみにしてるね。」

待ってくれ!ダメ押しがきた。そういう意味でランチにしたんじゃない。本当におれに感謝しているのなら、いつものようにハートやら音符やら装飾をしろよこのやろう!

 

 

 

 

 

「PANPAKA PAN!(スタンプ)」

 

 

 

 

 

クマのブラウンが両手をあげてる所に紙吹雪が舞ってる、おめでたい感じのスタンプで返してやった。大丈夫だよそんな夜もあるよねって優しく何事もなかったかのように包み込もうとする俺が3割、なんか俺、惨めじゃねぇかよ!が7割。そんな俺の感情をポンッと簡単に代弁してくれるスタンプはやっぱり便利だなと思った。

 

 

 

 

 

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そしてその夜、また一発花火を打ち上げた。

やっぱ亜実、最高っす!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

この「のべらっくす」をきっかけに、初めて小説というものを書いてみましたが、とても楽しかったです。というか自分が書いたこれが小説と呼べるのか、やっぱお粗末で話にならなすぎるのか分かりませんが、そういうの抜きにしても楽しかったので書いてよかったです。ただもし誰か褒めてくれる人がいたらもっと楽しいので、スターください。初心者枠でお願いします。企画してくれた ぜろすけ id:zeromoon0さん、ありがとうございました。